エースドライバーが出揃ってチームごと作戦通りに行くのだろうか?
スターティンググリッドがいっぱい。緊張が走る!
押しがけの長い列。心臓の鼓動が聞こえてきそうです
みんなで写真撮影。ホントいい表情です
サーキットあづみ野 4時間耐久レース

11月27日(日)に毎年恒例のサーキット最終戦”4時間耐久レースが行われました。

ななんと!エントリー台数18台!!!
それも、初心者中心だったり、むかーしの経験者だったり、新旧混ざってのチームが半分以上。現役あづちゃれメンバーだけでのチームは4チームしかありませんでした。

夜にはパーティー開催のため、朝早くから受付開始。ミーティングも耐久初めての方が多いので長めに行い、約20分の公式練習&タイムトライアルが始まった。20分間フリー走行し、各チーム何回ピットインしてもOK。各チームいろいろな作戦を立て、思い思いのアタックが始まった。初心者をたくさん走らせるチーム。とにかくグリッドを確保しようと、エースドライバーをたくさん走らせるチーム。平均にコンデションを考えて走るチーム・・・しかしなかなか18台ともなると、クリアラップが取れず、各チーム苦戦した。まあ4時間耐久ではグリッドはほぼ関係ないが、18台ともなると、いかに速く走るかよりも、いかに周回遅れやクラッシュに巻き込まれないように走るかがポイントになる。

タイムトライアル渋滞中
ちょっと狭いパッドックでしたか?

さあいよいよ4時間の長い戦いが始まる

4時間耐久レース
主なルール
*給油はピットイン1回に付き2リットルのみ
*ドライバーは最低40分以上走行義務
*3名以上のチームは一人が120分以上の走行禁止
*ピットマンがコース内に補助に入る、ピットスピード違反、フラッグ無視などはペナルティー1分

4H
NO. 代表者氏名 チ ー ム タイム TT結果 G LAP 結果
10 永田 重束  あづみ野連合            0'38.423 3 3 360 1
1 菅沼 恵嗣   みちこ菅嶋ひとし           0'38.276 2 2 360 2
6 望月 良泰   みちこ望関 由             0'38.877 5 5 358 3
13 保科 謙一   M2レーシング A   0'39.340 12 12 356 4
14 丸田 将史   M2レーシング&デルタ 0'38.781 4 4 350 5
15 北澤 保    M2レーシング C   0'39.055 10 10 348 6
3 春原 一幸   みちこ岩合 一幸          0'38.901 6 6 347 7
18 滝元      teamやすし       0'39.454 14 14 345 8
16 太田 昇    M2TAMATA  0'39.867 17 17 343 9
4 伊藤 裕二   みちこ伊筒 根小      0'39.241 11 11 343 10
7 清水 利彦   みちこドリ幻人           0'39.719 16 16 341 11
12 上條 海州   アクトR B         0'38.956 8 8 328 12
17 加藤      チームドドンパ             0'40.186 18 18 327 13
5 中畑 伸浩   みちこメンタンピン            0'39.609 15 15 324 14
2 平林 憲一朗  みちこ菊塚 矢平    0'37.862 1 1 285 15
8 小石 剛志     みちこディバイン           0'38.942 7 7 261 16
11 宮下 久徳     アクトR A         0'39.051 9 9 DNF 17
9 五味 俊二   チームすんず          0'39.436 13 13 DNF 18
誰が速い?そんなことよりスプリント?
6コーナーの必死のバトル
1コーナー側のパドック風景
最終コーナー側のパドック風景
ビューン、ビューン、ビューン
手を振ってる場合じゃないぞコラ!
順位に関係なく、みんな拍手のゴール。
あづみ野連合 町田選手 ウィニングラン ラン ラン

スタートはやはりエースドライバーが各チームでそろい、スタート直後から激しいレースになった。やはり耐久ということもあり、各車考えながらの走行。無理をしてスピンすれば順位が大幅に下がる。写真左のようにレースは4時間ずっとこんな感じで渋滞だ!抜いても抜いても、前にはカートが出現。抜かれても抜かれても、カートが出現。そして同じタイムの人が必ずいて、抜けそうで、抜けない。18台コースに入っての耐久は大変だ。ピットインも単純計算で1分に1台は入ってくる。それが重なった時には、本当にF1みたいにドライバーの目の前でうちわみたいなのをクルりっとやってもらいたいほど、ピット渋滞ができていた(笑)初心者にはかなり過酷な状況だったかもしれないが、それもレースだ!抜かれたら抜き返すくらいのレーシングスピリットで行きたい。かなり勉強にそしていい経験になったと思う。

ピットの状況はこんな感じです。
いつもは最終コーナー側のパドックしか使いませんが、18台入りきらないので、1コーナ側のパドックも使用いたしました。みんなかたずを呑んで見守っています。台数が多いため、予期せぬクラッシュ、トラブルが中盤過ぎてから多くなってまいりました。ピットも必死です。

少しも気が抜けないレース展開が続きます。天気は何とか雨が降らないで、もちそうです。気温は寒いが、走りはみんな熱すぎです。

2005年度4耐のレース展開説明
今回もポールポジションは菊原健太。なんたって、速いし軽いし誰もタイムはかないません。スタート直後からぐんぐん後続を引き離し、耐久3連勝中の意地を見せ付けるが、序盤になんとエンジンブロー。菊原が速すぎて、エンジンがついてこれなかった(笑)代わってトップにたったのは、あづみ野連合チーム。しかし、後続との差はもちろんない。中盤チームもトラブルがなければ、上位に食い込む戦況。名古屋から参加のチームやすしもいい位置をキープ。そしてM2レーシングのA<B<Cチームが追い上げを開始。終盤に入りなんとここでトップが入れ替わった。ゼッケン11番アクトレーシングAチーム宮下が現役を髣髴させる走りでとっぷにったった。二位にはあづみの連合3位にはみちこ菅嶋しとしチーム。しかしなんと残りあと40分。北村が8コーナーでスピン!チェーンが外れたため、ピットに戻ってみたがなんとエンジンが焼きついてのスピンだった。毎年優勝まであともう少しの所で、抜かれたり、エンジンが壊れたり、見せるレース、盛り上げるレースを心がけているアクトレーシング。今回もやってくれました。そしてなんとリタイヤ・・・変わってトップに帰り咲いたあづみの連合、みちこ菅嶋しとしチームと激しい戦い。結局あづみの連合チームが逃げ切り、サーキットあづみ野の勇士を集めて今回始めて結成した”あづみの連合”が辛くも逃げ切り、優勝賞金23万円をゲットした!!!

ゴール時は、順位に関係なく惜しみない拍手がそそがれました。トップは360周。途中棄権はチームすんずがブレーキローターの故障。アクトレーシングAチームがエンジン壊れて、シャフトが曲がってリタイヤ。2台ともチェッカーは受けませんでしたが、ゴール扱いになります。
周回数は左記を見ていただければわかるように、1周差とか、2周差の展開でした。ピットインの早さ、1回のトラブルの怖さ、スピンの時間のロスが、各チーム順位に大きく反映された結果ではないでしょうか?

4耐出場チーム紹介

みちこメンタンピン      中畑、寺島、雨沢、赤堀 組
このチームは80キロ級が2人入ったチーム。普段はあづちゃれのオフィシャルで旗振りをしている皆さんが、2ヶ月間練習を積み重ねて初出場今回レースはエンジントラブル発生!

M2チームTAMATA  太田、玉川組
今シーズンあづちゃれには出場経験がない二人。かなり2人は疲れますが、トラブルも最小限に抑えて9位に入りました。かなり達成感があったのではないでしょうか?

みちこドリ幻人 清水、柳沢、高木組
あづちゃれ経験は清水のみ。34歳組でがんばりました。優勝するといきまいていましたが、11位でした。レースでは3人力をあわせてがんばりました。

アクトレーシングB 上條、神倉、磯、小池組
耐久初のクラッチつきで登場!何とか4時間クラッチが持ちました。クラッチつきはかなり魅力がありました。楽でいい!次回以降、クラッチ付き車両も増えるのでは?!革命児です!

M2Cチーム 北澤、平林、中村組
みんな平均しているチーム。あづちゃれでも最近めきめきと上位に食い込んできています。結果は6位入賞。次回は表彰台が狙えそうなチームです。今後に期待。

チームやすし  滝元、砂坂組
耐久常連チーム。名古屋から毎回参加。飲み会参加率100%を誇る。レースに来てるのか、呑みに来てるのかわかりません。がぁ!なんと今回は8位と健闘。一時は電光掲示板に載るのではないかと思われました。写真がなくてごめんね。毎回君たちを楽しみに待っています。

チームドドンパ 加藤、吉澤、山川、佐伯組
あづちゃれ経験無し。みんな41歳のチョイ悪おやじ軍団。4耐は今回2回目。レース慣れしていないチームですが、かなり良い走りを見せていただきました。順位は13位もう少し、走りこめば楽に上位に食い込めたかも。チームワークは完璧?でしたよね(笑)

みちこ菊塚 矢平  菊原、平林、矢島、手塚組
優勝請負人と呼ばれた菊原が、初心者2人を引き連れて登場。やはり平林キャプテンを持ってしても今回ばかりは、エンジントラブルにより15位。途中のクラッシュも痛かった。

M2 Aチーム  保科、目谷組
序盤エンジン不調により、かなり苦戦を強いられてきたが、中盤以降順位を上げて最終的には4位と大躍進。もともと実力のある2人。来期は台風の目になるか?

みちこ望関 由  望月、由沢、関野組
キャプテンは50代のもっさん。3人平均的に走れて、耐久の経験豊富なチーム。トラブルなくなんと3位表彰台!やはり冷静に走れば結果がついてくる。チームワークが重要だ

アクトレーシングA  宮下、白沢、米窪、北村組
優勝候補の筆頭だったが、終盤このチームは毎回何かが起きる。今回もトップを走行中エンジンブロー&クラッシュ&シャフトが曲がった。毎回レースを面白くするために出場していただき、誠にありがとうございます。次回もいつもの作戦でお願いします(笑)

あづみ野連合 永田、町田、寺島組
サーキット選抜チーム。今回初の試みで選抜チームを結成。なんとか入賞と考えていたが、事前練習、ミーティングをしっかりした結果、なんと初優勝してしまいました。マシントラブルが何もなく永田さんは83キロでしたが見事でした。

チームすんず  五味、中村組
昔のカート経験者チーム。走りはまだまだ現役に引けをとらないが、何せマシンが・・・結局最終コーナーでブレーキトラブルによりクラッシュパットへ。次回機会があればまたチャレンジしてください。挑戦を待ってます

みちこ伊筒 根小   伊藤、筒井、根岸、小林組
クラッシュにより順位を大きく下げてしまったが、完走10位という結果。でこぼこ4名でよくまとまってできたのではないでしょうか?クラッシュがなければ上位候補。

みちこディバイン  山川、小石、清水組
このチームも昔のカート経験者で結成。タイム的に標準タイムで走れたが、エンジンブローにより大きく順位を下げて、何とか完走。朝遅れてくるからいけないじゃん!

M2&DELTA 丸田、青柳組
2人で出場のチーム。まだ体力的には十分戦える。今回は5位入賞でした。タイム的にはまだまだ上位が狙えたかも。

みちこ岩合 一幸 岩間、春原、和合組
序盤のスピンが大きく順位に影響した。それでも順位は追い上げて7位にはいった。3人とも、タイム的にも体力的にも上位を狙えるチームでしたが、少しのミスで大きく順位を落とす耐久の怖さがあった。

みちこ菅嶋 ひとし  菅沼、嶋田、城取組
唯一女性が出場するチーム。軽い人と重い人の差が最も激しい編成になる。終盤激しい猛追を見せたが、あと一歩届かず今回も2位に。老若男女混成チーム。次回も台風の目になるでしょう。

クラッシュ、マシントラブルが多少見られましたが、今回も楽しい耐久レースになりました。
実力が発揮できたチームもできなかったチームも皆さん楽しめたのではないでしょうか?
やはりスプリントレースとは違い、耐久レースはチーム戦ですから、各チームの結束力が大きく順位に反映されます。
そして耐久レースに出場すると、チームが一つにまとまります。普段個人競技のカートでは味わえない体験ができたのではないでしょうか。

表彰の模様は当日夜に行われた、表彰パーティーにてご紹介いたします。

来年度は夏の6時間耐久レース、4時間耐久レースよろしくお願いします。
ドライバーの皆様、オフィシャルの皆様お疲れ様でした。